「由奈、今さらなに言ってるの…?それは、由奈が本当は自分じゃないって、前に――」
「そういうことにしておけばいいの!記憶が戻らない限り、彪雅にとってはあたしが『ユナ』なんだからっ」
「…それは違う!」
わたしは、思わず立ち上がって大声を出してしまっていた。
周りの出場者たちは、キョトンとしてわたしを見ている。
由奈だって、驚いたように目を丸くしている。
「な…、なにが違うっていうのよ」
「だって…。たぶん、一之瀬くんが探している『ユナ』は、…わたしのことだから」
なぜ、『ユナ』と呼ばれているのかはわからない。
だけど、あのスマホに保存されていた写真からすると、わたしと一之瀬くんが前に付き合っていたであろうことは――。
…おそらく事実だ。
わたしたちには、その記憶がないだけで。
「そういうことにしておけばいいの!記憶が戻らない限り、彪雅にとってはあたしが『ユナ』なんだからっ」
「…それは違う!」
わたしは、思わず立ち上がって大声を出してしまっていた。
周りの出場者たちは、キョトンとしてわたしを見ている。
由奈だって、驚いたように目を丸くしている。
「な…、なにが違うっていうのよ」
「だって…。たぶん、一之瀬くんが探している『ユナ』は、…わたしのことだから」
なぜ、『ユナ』と呼ばれているのかはわからない。
だけど、あのスマホに保存されていた写真からすると、わたしと一之瀬くんが前に付き合っていたであろうことは――。
…おそらく事実だ。
わたしたちには、その記憶がないだけで。



