友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

突然の由奈の発言に、わたしは驚いて顔を上げた。


「…由奈がっ!?」


でも…、どうしてっ…。


「そんなにびっくりすること?他推が認められてるんだから、べつにあたしが勝手にエントリーしたって問題ないでしょ?」

「だけど…」

「『意味がわからない』って顔してるよね。そんなの簡単だよ。…彪雅を取り戻すため」

「…一之瀬くんを?」

「そう。彪雅にふさわさい彼女はあたしだって、このミスコンで優勝して証明してみせるの」


そう言って、由奈はキッとわたしをにらみつける。


「知ってるんだから、慈美と彪雅が付き合ってるのっ。直接聞かなくても、噂で嫌でもなんとなく耳に入るから」

「そ…そうなんだ…」


由奈は、まだ一之瀬くんのことを諦めてなかったんだ。


「うまく言いくるめて付き合ったかもしれないけど、そもそもあたしは、彪雅が探していた『ユナ』なんだから!」