友達の彼氏だと思ってた同級生は、私を溺愛する最強総長さまでした。~ONE 史上最強の暴走族~

…そう言われても、素直には喜べない。


「あのっ…わたし、ミスコンに出るつもりなんてまったくないので、今すぐ辞退したい――」

「…あっ、もうこんな時間!向坂さん、こちらへ急いでください!」

「えっ…。…ええぇ!?」


実行委員会の人はわたしの話も聞かずに、半ば強引にわたしの腕を引っ張った。


「い…一之瀬くん…!」


と一之瀬くんに助けを求めたけど、人混みで一之瀬くんとの距離が縮まることはなく、わたしはミスコン実行委員会の人に連れて行かれたのだった。



やってきたのは、ミスコンの控え室。

本選出場者たちは、イスに座って待機していた。


「あちらの席が空いてますので、お時間になるまで座っていてください」


そう言われて案内された空席。

目を向けると、その隣に座っていたのは…なんと由奈だった。