冬夜くんの顔が、一気に紅くなっていく。

「ほっ、本当に……?」

冬夜くんが、私の顔を覗き込んで言う。

多分、私たち顔真っ赤だね。

「うんっ」

私は、今日一番の笑顔を君に向けた。

これから、私たちどうなるかなんて分からない。

だけど、叶わないと諦めようとしていた恋が叶った。

こんなに嬉しいことは、きっと人生で数回だ。

だから、ありがとう。

私の事を想ってくれて。

「「これからも、ずっと」」

ずっと、2人で。

愛し合おう。何があっても。

冬の夜、君と2人で。