学校に着き、平常心で授業を受けようと思っているのに翔太のことで頭がいっぱいになって授業どころじゃなかった。

私は授業なんて集中できるわけなかったのに、それに比べて翔太はちゃんと授業を聞いている。

消しゴムを落としてしまって拾おうとした時に翔太と手が重なった時は全身が熱くなってすぐに手をどけた。

翔太にありがとうも言えなくなるなんて想像もしてなかった。

失礼だったよね。

翔太、ごめん。

そして、ありがとう。