「なんかー!無理矢理歌わされそうになったんだって、 それで今から出るからそっち行く、だってよ」 「歌うまいのに」 口の端を上げて返信する梨桜 「やったー!」と呟く梨桜さすがブラコン、と内心呟く 「そんでもって希穂に迎え来いって」 「はぁ?」 「ほら、遥って方向音痴でしょ?」 指を立てて首をかしげる梨桜 そのことはよく知っている ──コンビニに行くのに逆方向に歩いて行ったり……… って、そんなことはどうでもいい 「………はぁ、仕方ないな どこの部屋にいるの?」