あなたの笑顔が好きだから。



「萩ちゃん、怖い思いさせてごめんね〜?永遠くん、今日はなんか調子悪いみたいでさ、情緒不安定なんだよね〜」


ねっ、永遠くん!と、茶化すように肘でつつくと、日山先輩は、バシッと真ちゃん先輩の後頭部をはたいた。

日山先輩の眉間のしわが更に深くなっている気がする。

命の危険を感じて、反射的に「ごめんなさい…」と謝った。


「おい、永遠、いい加減にしろって。自分の恋愛がうまくいってないからって、おれらに八つ当たりすんなよ」

「…あ?黙れ、目潰すぞ」

「うっわ、ガチギレじゃん、ウケる」


日山先輩にちらっと横目で見られた後、「帰るぞ」と真ちゃん先輩に一言告げて、スタスタ歩き出した。


…それにしても、今日の日山先輩、すごく口が悪かったな。

表情もだいぶ険しかったし、あの鋭い目つきで簡単にチンピラたちを蹴散らせそうなくらいの迫力だった。

いいなぁ、私も日山先輩みたいな力が欲しい。