あなたの笑顔が好きだから。



「あたし、別にシンシンのこと何とも思ってないから、安心してねぇ。ちなみに、あたし3つ年上の彼氏いるから、ライバルでも何でもないよ〜ん」

「えっ…」


返事をする間もなく、ユウカさんは「おじゃま虫は失礼しまーす」とヘラヘラ笑って教室に入って行った。


「……」

「…萩ちゃん」

「は、はいっ…!」

「ここ、2年の階だけど、誰か先輩に用事?」


その後、「あっ、永遠に会いに来た?」と聞いてきたので、慌てて首を横に振った。


「い、いえ、日山先輩じゃなくて…私は、その…っ、真ちゃん先輩に用がありまして…」


自分の手の体温で、すっかりぬるくなってしまったゼリーを背中に隠す。

すると、真ちゃん先輩は、ぱちくりと瞬きをして、「えっ!」と驚いた声を出す。


「…マジか、そうだったんだ。おれもさ、萩ちゃんに用があって、1年の……萩ちゃんのクラス行ったんだよね」

「へっ…?」

「でも、萩ちゃんが不在って聞いて、ちょっと残念だな〜…って思いながら戻ったら、まさかうちのクラスの前にいたとは……」