あなたの笑顔が好きだから。


じーっと疑問に思いながら見ていると、不意にわーちゃんさんと目が合ってしまう。

わーちゃんさんはニコッと微笑んでくれたが、その笑顔に何故だか恐怖を感じ、咄嗟に逸らした。

…な、なんか念を送られたような気がする。

気のせいかな…。


「そーだ、萩ちゃんこれ」


真ちゃん先輩が私の掌に割引券のようなものを乗せる。

手の中には『20%OFF』と書かれたクーポン券がある。


「昨日まやっちと喫茶店行ったでしょ?そんで家帰ったらまやっちが『また芽依と行ってきなよ』って言われて貰ったんだ〜」

「えっ、麻弥くんが…?」

「そーだよー」


麻弥くんの方を見ると、ちょうど大翔くんと一緒に食器を返しに行っている最中だった。

「麻弥くん、ありがとう…!」と心の中でお礼を言う。


「またここの店一緒に行こっか」

「……えっ!?」


『一緒に』って……。


「せ、先輩と…私で…って、こと、ですか…?」

「ん?2人でもいいけど、他の人も誘う?」

「……あっ、ふ、2人!2人がいい、ですっ…───…ハッ!!」


"2人"を強調して答えてしまった。しかも食い気味で…。