「あっ!!真くん!わーちゃん!」
麻弥くんの声で反射的に振り返る。
すると、上靴に緑のラインが入っている2年生の集団がぞろぞろ学食にやって来て、その中に真ちゃん先輩とわーちゃんさんがいた。
「まやっち〜。あっ、萩ちゃんも一緒なんだ〜」
「こ、こんにちは!」
「こんにちは〜」
ぽんっと頭を撫でられ、ほんのり顔に熱が帯びていく。
今日も先輩に会えた、嬉しい…。
一人で喜びを噛み締めていると、
「ぎゃーっ!?日山先輩だ!こ、こんにちは!!」
杏子ちゃんが今にも目が飛び出そうなくらい瞳孔を全開にして叫ぶ。
すると、わーちゃんさんは爽やかな笑顔で「こんにちは」と返している。
「…瑠璃ちゃん、真ちゃん先輩の隣にいる人って"日山先輩"って言うの?」
「ん?そーだけど。あんた知らなかったの?」
「う、うん。今知った…」
なるほど、杏子ちゃんがよく日山先輩の話をしている人は、わーちゃんさんだったのか。
"わーちゃん"とか、"とわ"って呼んでるとこしか聞いたことなかったから苗字までは知らなかった。
それにしても、わーちゃんさん、初めて会った時とテンションが違うような…?



