「ぶはっ!顔真っ赤!えっ、何、萩ちゃんやらしいことだと思ってたの?」
「〜〜〜っ、ちがっ、違います!!!」
やだやだ、恥ずかしい!
穴があったら今すぐにでも入りたい。
…というか、時間を巻き戻したい!!
「萩ちゃんも思春期だね〜」
「…だから、違います!!」
「言っとくけど、おれ2人同時に女の子と寝たことないから誤解しないでね〜?」
「もう!この話は!やめましょう!!」
「え〜、萩ちゃんが先にそういう話してきたんじゃ〜ん」
「わーわーっ!!やめてください!忘れてください!!」
「んははっ!萩ちゃんが大声出してる〜!」
耳を両手で塞いで、先輩を置いて早歩きですたこら足を動かす。
一方、先輩はケタケタ楽しそうに私の後ろをついていきながら笑っていた。
「…はーっ、めっちゃお腹痛い。こんなに笑ったの久しぶりだわ〜」
「…ってか、萩ちゃんと喋るとすぐツボ浅くなる気がする」
「……」



