「必要に決まってんじゃんっ!!えっ、まって?芽依、小さい頃からいつもそういうこと考えてたの?」
「えっ、あっ、はい…」
「芽依のこといらないなんて一度も思ったことないから!!私にとって芽依はすごく可愛くて、大好きで、私の大切な子どもだもん……」
「でもぞんな風に思わぜでだなんでごべんねぇぇぇ…!!」と、お母さんは泣きながら謝った。
「はぁ…ほんと、ダメダメな母親でごめんね…」
しばらくして、泣いてスッキリしたお母さんは、ティッシュで鼻をかみながら再度謝ってきた。
お母さんの目は腫れて、真っ赤になっている。
「私も、ひどいこと言ってごめんなさい」
「芽依は何にも悪くないよ。『自分のせいだ』って思わせるようなことしていた私が悪いんだし…」
お母さんは一息ついて、困ったように笑いながら私の目を真っ直ぐに見つめる。
「…私はね、芽依が生まれてきてくれて、すごく嬉しかった。私がまだ子どもだったってこともあって、おばあちゃんや世間からは猛反対されたけど、それでも私は芽依を産んでよかったって思ってるよ。でも、気づくのが遅くなってごめんね。芽依は本当に何も悪くないの。だから、これからは一人で抱え込まずに、嫌なことでも些細なことでもいいから私に何でも言ってほしい」
「……っ」



