「うへへ、嬉しい…」
「相変わらず、芽依の笑い方かわいいわね」
「芽依の誕生日は過ぎちゃうけど、今度3人でパーティーしようよ!」
「わあっ!いいの!?」
楽しみが増えて更に嬉しくなった。
嬉しすぎるあまりに頰を緩ませつつ、プレゼントの中は何が入っているのか、ドキドキ胸を弾ませる。
ラッピングで留めてあるリボンを解いている途中で、誰かが私の頭の上にポンッと物を置いた。
何か重みを感じて、頭に乗せられた物に手を取ると、「100%りんごジュース」と大きな文字がデザインされたブリックパックのジュースだった。
「よっ、芽依。はぴば〜」
「おわっ…。お、おはよう、麻弥くん」
「それ誕プレ!これ飲んでちゃんと大きくなれよ〜」
「えぁっ、ありがとう…」
そんな私たちの会話を聞いて、瑠璃ちゃんたちが「なんでりんごジュース?」「りんごジュースじゃ大きくなれなくない?」と麻弥くんのプレゼントにツッコんでいた。
「今日が誕生日ってことは真くんに言ってんの?」
「エ"ッ…!!??」
ギクッと、わかりやすい反応をしてしまう。



