あなたの笑顔が好きだから。


「……あっ、日中に遊ぶ機会が少なくて、逆に夕方とか、夜の時間帯の方が遊んでることが多かった感じですか?」


そう聞くと、図星だったのか、先輩は「ンゴフッ…!!」と大きく咳き込んだ。

息を整えた後に「えっ、そ、それはどういう意味…?」と目を泳がせながら言った。


「どういう意味って…。先輩が女の子を取っ替え引っ替えして性こ──…」

「どわぁぁっ!?もうそれ以上言わなくていいっ!!!」


私の言葉を遮った先輩は、耳を塞いでそっぽを向いてしまった。


「……そういうこと、だれからきいたの…?」

「瑠璃ちゃんたち……えっと、仲の良い友達と、玲太くんとか麻弥くんとか、ですかね…」


あとは、ユウカさん、とか…?

真ちゃん先輩は、基本"彼女を作らない主義"だと言っていたし、体だけの関係で繋がっている女の子がたくさんいるとかどうとか、瑠璃ちゃんたち以外にも、同じことを何度も聞いた。


「い、今はもうそんなことしてないから…! えっと、なんか、言い訳みたいになっちゃうけど…。まあ、その…昔は遊びまくってたっていうか…。つまり、あれだよ。マジで最近はないから。マジだから!」