優しい笑顔を向けながら『かわいい』と言われて、一気に頬が紅潮していく。
首も肩も赤くなっているような気がして、あまりの恥ずかしさに汗が滲み出てきた。
「あと、それ、おれの好きな髪型じゃん!髪巻いてるのめっちゃ似合ってる、かわいい〜!」
「あ、ありがとうございます…。先輩が好きって言ってたので、巻いてみました……」
「えっ…。……あっ、えぇっ??そういうこと…??」
先輩は、大きく目を見開いた後、私に釣られて頬を赤く染める。
「いやっ、あの……すごくお似合いでいらっしゃって……。あれっ、これさっき言ったっけ?」
「へっ、あっ、はい…。先輩とお出かけなので……頑張りました…」
「えぁっ、おぉんっ……。あー…っ、えっと、おめかししてくれて…ありがとう、ございます……」
なんとも言えない空気に包まれる中、偶然私たちの前を通り過ぎた女の子がげんなりとした表情を浮かべながら「何あのピンクオーラ…」と、心の中で呟いていたなんて知る由もない。



