黒のTシャツを白のバギーパンツにインをしており、Tシャツと同じ色のスポーツサンダルとバケットハットを合わせていて、あまりのかっこよさにキュンッ…と胸が高鳴った。
「せ、先輩…!」
このままずっと眺めていてもよかったけど、拝んでいるだけで時間があっという間に過ぎていく自信があったため、勇気を振り絞って先輩のところに向かった。
「あっ、萩ちゃんおはよ〜」
スマホから顔を上げた先輩は、ふにゃっと柔らかい笑みを浮かべて挨拶をしてくれた。
「すみません。私、時間間違えましたか?」
確か、待ち合わせの時間は10時半だったはず。
先輩を待たせるわけにはいかないから、年下である私が早めに来ておこうと思って来たのだが、結局待ってもらう形になってしまった。
まあ、6割は先輩に会えるのが楽しみすぎて、目が冴えて眠れなかったというのもあるけど。
「ううん。おれが早く来ちゃっただけだから大丈夫だよ」
「あっ…そう、ですか……」
「……」
「……」
じ…っと、先輩に見つめられて、顔に熱が集まる。
「萩ちゃん、今日はいつもと雰囲気違うね」
「ほぁっ、へ、変、ですか…?」
「変じゃないよ。すごくかわいい」
「かっ…!?」



