「戻ろ?みんな心配してる……多分」
言ってみて疑問に思う。
心配してるだろうか。
尚太に至っては不在の理由をうんこと言っていた。
どこかに消えていないと分かったときも、差して慌てた様子でもなかったように思う。
また一人突っ走っただけか…。
だが、探しに来たことは間違っていないと信じたい。
「多分、か。ははっ、だろうね」
「あっ、勘違いせんといてなっ??別に好きやから番号残してたわけやないからっ。消し忘れてただけやし今かけたのやって電話で話したいからやなくて日下部くん探すためだけしか考えてなかったから」
何で番号残ってんの?なんでかけてきたの?と、日下部なら意地悪に問い詰めるに決まっていると察したやよいが、訊かれる前に先手を打った。
「かけるななんて言ってないし、園村さんがかけないって言い切っただけで」
「そう、なん、やけど」
先回りしたけど封じられた感じがしてならない。
「ここにおりたいん?」
変な空気になったものだから戻りたくないのか、それすら口にしたくないのか…。
言ってみて疑問に思う。
心配してるだろうか。
尚太に至っては不在の理由をうんこと言っていた。
どこかに消えていないと分かったときも、差して慌てた様子でもなかったように思う。
また一人突っ走っただけか…。
だが、探しに来たことは間違っていないと信じたい。
「多分、か。ははっ、だろうね」
「あっ、勘違いせんといてなっ??別に好きやから番号残してたわけやないからっ。消し忘れてただけやし今かけたのやって電話で話したいからやなくて日下部くん探すためだけしか考えてなかったから」
何で番号残ってんの?なんでかけてきたの?と、日下部なら意地悪に問い詰めるに決まっていると察したやよいが、訊かれる前に先手を打った。
「かけるななんて言ってないし、園村さんがかけないって言い切っただけで」
「そう、なん、やけど」
先回りしたけど封じられた感じがしてならない。
「ここにおりたいん?」
変な空気になったものだから戻りたくないのか、それすら口にしたくないのか…。

