進むスピードを緩め、ゆっくりと近づいていくと顔を上げた誠吾さんが私に気づいた。そしてすぐに笑顔を向けられ、胸がきゅんとなる。
「お疲れ」
そう言いながら運転席から降りてきた彼を直視できない。だってあんなの、反則じゃない? 真剣な顔でタブレットを見ていたのに、私に気づいた途端に笑顔になるなんて。
「お疲れ様です。すみません、遅くなっちゃって」
助手席に回った彼の前で足を止める。そしてドキドキしていることを悟られないように平静を装いながら言うと、誠吾さんは首を横に振った。
「凪咲と同じ便に搭乗した同僚から大体の事情は聞いたよ」
そっか、誠吾さんは知っていたから【終わったら連絡して】ってメッセージをくれたんだ。
「大活躍したんだって?」
「大活躍だなんて、そんな……」
「なに謙遜しているんだ? 凪咲のおかげで事が大きくならずに済んだって言っていたぞ」
スマートに助手席のドアを開けると、誠吾さんは私に乗るよう促す。
「すみません」
「どういたしまして」
ドアを閉めると、すぐに彼も運転席に乗る。
「お疲れ」
そう言いながら運転席から降りてきた彼を直視できない。だってあんなの、反則じゃない? 真剣な顔でタブレットを見ていたのに、私に気づいた途端に笑顔になるなんて。
「お疲れ様です。すみません、遅くなっちゃって」
助手席に回った彼の前で足を止める。そしてドキドキしていることを悟られないように平静を装いながら言うと、誠吾さんは首を横に振った。
「凪咲と同じ便に搭乗した同僚から大体の事情は聞いたよ」
そっか、誠吾さんは知っていたから【終わったら連絡して】ってメッセージをくれたんだ。
「大活躍したんだって?」
「大活躍だなんて、そんな……」
「なに謙遜しているんだ? 凪咲のおかげで事が大きくならずに済んだって言っていたぞ」
スマートに助手席のドアを開けると、誠吾さんは私に乗るよう促す。
「すみません」
「どういたしまして」
ドアを閉めると、すぐに彼も運転席に乗る。



