ナチュラルに私の手を握ると、誠吾さんは玄関を出て駐車場へと歩を進めていく。
突然の行為にフリーズするも、すぐに彼と手を繋いでいるという事態に焦りを覚える。
「誠吾さん、手を離してください! こんなところを誰かに見られたらどうするんですか!」
動揺する私とは違い、誠吾さんは至って冷静だった。
「大丈夫、最終便のクルー以外はもう残っていないから誰も通らないよ」
「でも……っ!」
「車で来ているから、少し遠出しようか。おすすめのイタリアンがあるんだ」
勝手に話を進める誠吾さんに完全に主導権を握られている。だけどここで大事なことを思い出す。
「誠吾さん、奥さんがいるのに私とふたりで食事に行くのはまずくないですか?」
私が彼の奥さんの立場だったら、自分以外の女性と旦那さんが食事に行くなんて嫌だ。たとえそれが同僚だとしても。
ましてや私は元妻だ。奥さんが知ったらますます嫌なはず。
その思いで彼の手を引いて止めようとしたものの、誠吾さんの足は止まらない。
「凪咲が心配するような奥さんはいないから大丈夫」
「えっ!?」
い、今! さらっと重要なことを言わなかった?
突然の行為にフリーズするも、すぐに彼と手を繋いでいるという事態に焦りを覚える。
「誠吾さん、手を離してください! こんなところを誰かに見られたらどうするんですか!」
動揺する私とは違い、誠吾さんは至って冷静だった。
「大丈夫、最終便のクルー以外はもう残っていないから誰も通らないよ」
「でも……っ!」
「車で来ているから、少し遠出しようか。おすすめのイタリアンがあるんだ」
勝手に話を進める誠吾さんに完全に主導権を握られている。だけどここで大事なことを思い出す。
「誠吾さん、奥さんがいるのに私とふたりで食事に行くのはまずくないですか?」
私が彼の奥さんの立場だったら、自分以外の女性と旦那さんが食事に行くなんて嫌だ。たとえそれが同僚だとしても。
ましてや私は元妻だ。奥さんが知ったらますます嫌なはず。
その思いで彼の手を引いて止めようとしたものの、誠吾さんの足は止まらない。
「凪咲が心配するような奥さんはいないから大丈夫」
「えっ!?」
い、今! さらっと重要なことを言わなかった?



