大学受験から今の会社に入社するまで応援し続けてくれていた。母の献身的なサポートがなかったら、私は夢を叶えることができなかったと思う。
『こんなに幸せな毎日を送れるなんて、あの頃は想像もできなかったわ。これもすべて真田さんのおかげね』
母の口から急に出た彼の名前にドキッとなる。
「どうしたの? いきなり真田さんの話をするなんて」
『あら、本当の話でしょ? 私たちの今があるのは真田さんがいてくれたからじゃない』
「それはそうだけど……」
ここ二年くらいは誠吾さんの話をしたことがなかったのに、急に彼の名前を出すんだもん。現状なだけに動揺するのは当然だ。
『それに、凪咲が夢を叶えたことを誰よりも喜んでくれたのも彼だしね』
「えっ? どういうこと?」
誠吾さんとは離婚後、会うことはおろか連絡も取っていなかった。だけど母はまるで誠吾さんから聞いたかのように言う。
『実は真田さんに口止めをされていてずっと黙っていたんだけど、あなたたちが離婚した後も真田さんは定期的に連絡をくれていたの。……お父さんからの接触はないか、生活に困ったことはないか。そして一番聞かれていたのが凪咲のことだったわ』
「嘘……」
本当に? 本当に誠吾さんが私のことを気にかけてくれていたの?
『こんなに幸せな毎日を送れるなんて、あの頃は想像もできなかったわ。これもすべて真田さんのおかげね』
母の口から急に出た彼の名前にドキッとなる。
「どうしたの? いきなり真田さんの話をするなんて」
『あら、本当の話でしょ? 私たちの今があるのは真田さんがいてくれたからじゃない』
「それはそうだけど……」
ここ二年くらいは誠吾さんの話をしたことがなかったのに、急に彼の名前を出すんだもん。現状なだけに動揺するのは当然だ。
『それに、凪咲が夢を叶えたことを誰よりも喜んでくれたのも彼だしね』
「えっ? どういうこと?」
誠吾さんとは離婚後、会うことはおろか連絡も取っていなかった。だけど母はまるで誠吾さんから聞いたかのように言う。
『実は真田さんに口止めをされていてずっと黙っていたんだけど、あなたたちが離婚した後も真田さんは定期的に連絡をくれていたの。……お父さんからの接触はないか、生活に困ったことはないか。そして一番聞かれていたのが凪咲のことだったわ』
「嘘……」
本当に? 本当に誠吾さんが私のことを気にかけてくれていたの?



