だんだんと話題がなくなってきたのか、「えっと……」と、言葉を詰まらせる。
ちょうど注文したステーキが運ばれてきて、さっそくふたりで手を合わせていただく。
「おいしい」
柔らかくてお肉のうまみが口いっぱいに広がる。これならいくらでも食べられちゃいそうだ。
「お気に召してくれてよかったよ」
そう言って館野キャプテンも食べ進めていく。私も熱々のうちに口に運び、半分以上食べ終わったところで手を止める。
館野キャプテンは私より先に戻らないといけないし、こうして一緒に食事できる時間は限られている。だったら早く切り出さないと。
「あの、館野キャプテン。……もう噂を耳にされましたよね?」
すると彼も手を止め、神妙な面持ちをした。
「すみません、お騒がせして」
「なにを言って……! 鮎川ちゃんが謝ることじゃないだろ」
眉尻を下げ、心配そうに見つめられると申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちが入り交じる。
「噂は所詮噂だ。俺はいっさい信じていない。ただ、その噂のせいで鮎川ちゃんがどんな思いでいるかと思うと……」
苦しそうに顔を歪める館野キャプテンに、感謝の思いでいっぱいになる。
ちょうど注文したステーキが運ばれてきて、さっそくふたりで手を合わせていただく。
「おいしい」
柔らかくてお肉のうまみが口いっぱいに広がる。これならいくらでも食べられちゃいそうだ。
「お気に召してくれてよかったよ」
そう言って館野キャプテンも食べ進めていく。私も熱々のうちに口に運び、半分以上食べ終わったところで手を止める。
館野キャプテンは私より先に戻らないといけないし、こうして一緒に食事できる時間は限られている。だったら早く切り出さないと。
「あの、館野キャプテン。……もう噂を耳にされましたよね?」
すると彼も手を止め、神妙な面持ちをした。
「すみません、お騒がせして」
「なにを言って……! 鮎川ちゃんが謝ることじゃないだろ」
眉尻を下げ、心配そうに見つめられると申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちが入り交じる。
「噂は所詮噂だ。俺はいっさい信じていない。ただ、その噂のせいで鮎川ちゃんがどんな思いでいるかと思うと……」
苦しそうに顔を歪める館野キャプテンに、感謝の思いでいっぱいになる。



