出会った時からそうだった。見ず知らずの私に救いの手を差し伸べてくれて、昔も今も私を正しい道へと導いてくれる。
「そんなの凪咲が好きだからに決まってるだろ? 言っておくけど、凪咲以外には優しくないよ、俺」
優しく髪を撫でられながら囁かれた言葉に胸がギュッと締めつけられる。
自分の気持ちを隠すのはもう無理だ。誠吾さんのことが好き。彼を誰にも渡したくない。
初めて抱く独占欲に戸惑いを隠せない。だけど、それだけ私は誠吾さんのことが好きなんだ。
髪を撫でる彼の手が温かくで、このままずっと撫でてほしくなる。あまりの心地よさにそっと彼に体重を預けた。
「な、凪咲……?」
初めて聞く誠吾さんの戸惑う声さえも愛おしい。ゆっくりと顔を上げて、彼を見つめる。
「誠吾さん、私……」
「兄さん、泊めてー」
玄関のドアが開く音とともに聞こえてきた声に、大きく身体が反応してしまう。
「そんなの凪咲が好きだからに決まってるだろ? 言っておくけど、凪咲以外には優しくないよ、俺」
優しく髪を撫でられながら囁かれた言葉に胸がギュッと締めつけられる。
自分の気持ちを隠すのはもう無理だ。誠吾さんのことが好き。彼を誰にも渡したくない。
初めて抱く独占欲に戸惑いを隠せない。だけど、それだけ私は誠吾さんのことが好きなんだ。
髪を撫でる彼の手が温かくで、このままずっと撫でてほしくなる。あまりの心地よさにそっと彼に体重を預けた。
「な、凪咲……?」
初めて聞く誠吾さんの戸惑う声さえも愛おしい。ゆっくりと顔を上げて、彼を見つめる。
「誠吾さん、私……」
「兄さん、泊めてー」
玄関のドアが開く音とともに聞こえてきた声に、大きく身体が反応してしまう。



