誠吾さんに会ったら、こうなる自信があったから避けていたんだ。
温かなぬくもりに包まれて泣き続ける私を、誠吾さんはなにも言わずに抱きしめてくれていた。
「どうぞ」
「すみません、ありがとうございます」
ココアの入ったカップを受け取ると、誠吾さんはソファに座っている私の隣に腰を下ろした。
あれからしばらくの間、私は誠吾さんに抱きしめられたまま泣き続けた。そして落ち着いてきた頃、彼はなにも言わずに私の手を引き、駐車場に向かって自分の車に乗せた。
着いた先はなんと彼の自宅マンション。あれよあれよという間に部屋に案内され、こうしてココアを淹れてくれたわけだけど……。
チラッと今いるリビングを見回す。
最上階のリビングの窓からは都内の夜景が一望できて、すごくきれい。リビングには必要最低限の家具しか置いていないけど、すべて黒で統一されていて洗練されたデザインのものばかり。
初めて訪れた彼の自宅にさっきからずっと落ち着かない。それに私、いくら嬉しかったからとはいえ、自分から誠吾さんに抱きついたよね?
冷静になればなるほど自分の言動を振り返っては、恥ずかしさでいっぱいになる。
温かなぬくもりに包まれて泣き続ける私を、誠吾さんはなにも言わずに抱きしめてくれていた。
「どうぞ」
「すみません、ありがとうございます」
ココアの入ったカップを受け取ると、誠吾さんはソファに座っている私の隣に腰を下ろした。
あれからしばらくの間、私は誠吾さんに抱きしめられたまま泣き続けた。そして落ち着いてきた頃、彼はなにも言わずに私の手を引き、駐車場に向かって自分の車に乗せた。
着いた先はなんと彼の自宅マンション。あれよあれよという間に部屋に案内され、こうしてココアを淹れてくれたわけだけど……。
チラッと今いるリビングを見回す。
最上階のリビングの窓からは都内の夜景が一望できて、すごくきれい。リビングには必要最低限の家具しか置いていないけど、すべて黒で統一されていて洗練されたデザインのものばかり。
初めて訪れた彼の自宅にさっきからずっと落ち着かない。それに私、いくら嬉しかったからとはいえ、自分から誠吾さんに抱きついたよね?
冷静になればなるほど自分の言動を振り返っては、恥ずかしさでいっぱいになる。



