身も心も、満たしてくれるのは貴方だけなのに。

え、黒田さんめっちゃ優しくない?

本当は色々ちゃんとできた方がいいよね。

「ありがとうございます。頑張ります!」

「はい、頑張りましょう!とりあえず、この後はマニュアル動画を見ていただきたいんですけど、まだお時間大丈夫ですか?」

近くにあった置時計を見ると、時刻は10時半を過ぎていた。

「あっ、大丈夫です。」

「ありがとうございます!じゃあ動画を用意するので、ちょっとお待ちください」

そうして立ち上がり、ドアの向こうへ。


どんな動画だろう?


黒田さんはノートパソコンを持ってきて、ローテーブルに置いた。

「じゃあ今から動画流すので見終わったらまた呼んでください。」

「はい」

部屋に1人になった。