身も心も、満たしてくれるのは貴方だけなのに。

こういうお店だし、普通のことなんだろうけど、やっぱり書いてある内容やワードは恥ずかしいんだよね…

それでも、真顔で書き進めていった。


源氏名は、ミユにしよっと。

ミユって響き、昔から可愛くて好きだった。



よしっ、終わった!


「すいませーん!」

ソファから立ち上がり、ドアを開けて向こうにいる黒田さんに向かって叫んだ。

「あ、書き終わりました?今行きますね」

スタッフさんと雑談をしていたようで、会話を止め、こちらに向かってきた。

記入した紙を渡し、項目の確認が始まった。

「基本的なプレイは大体大丈夫そうですかね?オプションは、ハードなものもあるけど、心配しないでくださいね!未経験だと、ほんとに無理ないものからトライして頂いて大丈夫です。そして、できないものはしなくていいんです!」