甘いにおいがする。 幻香なのか、本当にこの男の匂いが甘いのか。 くらくらする。 「んっ、ん、、はぁ」 この男、相当慣れてる、、、 女の体をわかりきったような動きしかしない。 いや、こんな所にいたのだから、当たり前か、、 と、薄れゆく理性の中ぼんやり考えていると、 唐突に静かな室内に 「お前、なんでこんな所いるんだよ」 と彼が聞く。