階段を降り




「行ってきまーす」


「「「「行ってらっしゃいませお嬢様」」」」


母は昔私たちを捨てて出て行った。
父は海外出張や県外出張が多いため
なかなか家に帰ってこない。

電話は2日に1回
家に1人でいるってことは滅多にない。
それはなぜかと言うと



『おっはー!』〈おはよー〉{おはよーさん}

「おはよーん」

そう、私の幼馴染の1人は
黒っぽい赤髪でいかにもチャラい
制服はかなり着崩し
やんちゃ感がある
兄弟が多く、末っ子
かなり喧嘩が強くて、それでも1番の私の理解者。
優しくて面倒見のいい
家はヤクザ一家。
『桐樹里(キリジュリ)』
家が右隣


2人目は
金髪の見た目王子様に見えるが
ただの腹黒男。
制服はしっかりと着て
樹里とは大違い。
人間観察がかなり得意だから、見透かされやすい。
かなりの女嫌いで、私にしか懐かない。
父親が芸能人だから、裕福
〈道原大我(ミチハラタイガ)〉
家が真後ろ


3人目は
ずっと笑顔で私たちを支えてくれる一緒な年齢だけどお兄さんっぽい。
だけどサイコパスみたいな考えがあるからたまに怖いよね。
年中茶髪のやつ。
キャンプが好きでいつも1人でキャンプしに行く。
口癖が{早くバイク乗りたい。}
不動産屋の息子。

{近衛 優吾(コノエユウゴ)}


私の大事な幼馴染。