ついに夜になってしまった。
部屋でスマホを片手に固まってしまっている。
タイミングがつかめなくて萌ちゃんと乃奈香ちゃんには信濃くんのことは話せなかった。
うう、どうしよう。緊張して心臓が痛い。
乃奈香ちゃんは「語ってくる!!」と言ってオタク友達の部屋に行ってしまったし
萌ちゃんは「さすがに食べ過ぎた」と外にランニング。
……つまり私はひとりぼっちというわけ。
手に持っているスマホは全然震えない。
体育座りをして顔を埋める。
「……」
今日の自由行動、なんだかんだ言って楽しかったな。
無事に雪杜くんへのお土産も買えたしね。
「別にいい」って言ってたけど、喜んでくれるといいな。
うーん、ちょっと押しつけがましいかな?
私のセンスちょっと怪しいところがあるって環くんにもずっと言われてきたし……。
「うわ、自信なくなってきたかも……」
「なんの?」
「いや、お土産のセンスがね……って、えっ!?」
突然聞こえた男の子の声。
顔を上げたら、ジャージ姿の信濃くんが膝に手を当てて私を見下ろしていた。
……忘れてたけど、そういえばこの人も顔が良かったんだった。
部屋でスマホを片手に固まってしまっている。
タイミングがつかめなくて萌ちゃんと乃奈香ちゃんには信濃くんのことは話せなかった。
うう、どうしよう。緊張して心臓が痛い。
乃奈香ちゃんは「語ってくる!!」と言ってオタク友達の部屋に行ってしまったし
萌ちゃんは「さすがに食べ過ぎた」と外にランニング。
……つまり私はひとりぼっちというわけ。
手に持っているスマホは全然震えない。
体育座りをして顔を埋める。
「……」
今日の自由行動、なんだかんだ言って楽しかったな。
無事に雪杜くんへのお土産も買えたしね。
「別にいい」って言ってたけど、喜んでくれるといいな。
うーん、ちょっと押しつけがましいかな?
私のセンスちょっと怪しいところがあるって環くんにもずっと言われてきたし……。
「うわ、自信なくなってきたかも……」
「なんの?」
「いや、お土産のセンスがね……って、えっ!?」
突然聞こえた男の子の声。
顔を上げたら、ジャージ姿の信濃くんが膝に手を当てて私を見下ろしていた。
……忘れてたけど、そういえばこの人も顔が良かったんだった。