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「はなの、ポッキーゲームしよ?」
「わっ、私でよければっ!!」
「ええ、2人とも本当にやるの!?」
「池ちゃんも後でするんだよ?」
「ええっ!!」
新幹線の中できゃっきゃ騒ぐ私たち女子チーム。
男子2人は通路を挟んで手遊びをしてる。
ついに来てしまった、修学旅行の始まりが来てしまった。
今日から一週間、雪杜くんには会えない。
いやいや、楽しむって決めたんだし、いつまでもくよくよしない!!
気分が落ち込みそうになっては自分で自分を励ます。
……まさか、雪杜くんに会えないっていうのがこんなにも自分にとってダメージだと思わなくて、正直びっくりしてる。
いつか「重い」って真顔で言われそう。
いつか、じゃなくて、近いうちかもしれない。
「誰か~モバイルバッテリー持ってきてる人いない?」
「あ、私持ってるよ~!!」
遠くの席から聞こえてくる声に対して、手を挙げる
「わ、さすが花暖ちゃん!! ありがとう!!」
「いえいえ!! どうぞ使って!!」
「少し充電したら返すね!!」
ぺこりとお礼をして、自分の席に戻っていく友達。
うん、いいことした!!
「はなの、ポッキーゲームしよ?」
「わっ、私でよければっ!!」
「ええ、2人とも本当にやるの!?」
「池ちゃんも後でするんだよ?」
「ええっ!!」
新幹線の中できゃっきゃ騒ぐ私たち女子チーム。
男子2人は通路を挟んで手遊びをしてる。
ついに来てしまった、修学旅行の始まりが来てしまった。
今日から一週間、雪杜くんには会えない。
いやいや、楽しむって決めたんだし、いつまでもくよくよしない!!
気分が落ち込みそうになっては自分で自分を励ます。
……まさか、雪杜くんに会えないっていうのがこんなにも自分にとってダメージだと思わなくて、正直びっくりしてる。
いつか「重い」って真顔で言われそう。
いつか、じゃなくて、近いうちかもしれない。
「誰か~モバイルバッテリー持ってきてる人いない?」
「あ、私持ってるよ~!!」
遠くの席から聞こえてくる声に対して、手を挙げる
「わ、さすが花暖ちゃん!! ありがとう!!」
「いえいえ!! どうぞ使って!!」
「少し充電したら返すね!!」
ぺこりとお礼をして、自分の席に戻っていく友達。
うん、いいことした!!



