***
放課後。
無事にコンビニでいい感じのタオルをゲット。
ほんと、お金足りてよかった。
バス代は……ギリ足りなさそうかも。
帰りは歩くしかないかなあ。
「…ふふ」
……考えてみた。
タオルを買って行けば、信濃くんの力になれる。
しかも彼の部活中の姿が拝めちゃうなんて一石二鳥。
結果オーライ。
今日も調子いいね、私。
「……ん?」
学校へ向かう途中、川沿いの土手で目にしたもの。
春。4月。
それでも夕方の風は肌寒い。
そんな季節に川の中に、黒いパーカーを着た男の子が立っていた。
見間違い?
……そんなわけない。
どうしよう、少し遠くて何をしてるのかわからない。
困ってる?
手助け、必要そう?
私は歩を進めてその男の子をじっと見つめる。
同い年くらいに見えるその男の子は、ゆっくりと川岸に向かっていく。
何かを抱えているみたいだけど……。
放課後。
無事にコンビニでいい感じのタオルをゲット。
ほんと、お金足りてよかった。
バス代は……ギリ足りなさそうかも。
帰りは歩くしかないかなあ。
「…ふふ」
……考えてみた。
タオルを買って行けば、信濃くんの力になれる。
しかも彼の部活中の姿が拝めちゃうなんて一石二鳥。
結果オーライ。
今日も調子いいね、私。
「……ん?」
学校へ向かう途中、川沿いの土手で目にしたもの。
春。4月。
それでも夕方の風は肌寒い。
そんな季節に川の中に、黒いパーカーを着た男の子が立っていた。
見間違い?
……そんなわけない。
どうしよう、少し遠くて何をしてるのかわからない。
困ってる?
手助け、必要そう?
私は歩を進めてその男の子をじっと見つめる。
同い年くらいに見えるその男の子は、ゆっくりと川岸に向かっていく。
何かを抱えているみたいだけど……。



