ふと名前を呼ばれて信濃くんの方を見ようとした、けど。
彼を超えたずっと向こうに、待ち焦がれていた人の姿がちらっと見えて。
「!!」
「あ、やっと来た。おっそいよ二人とも……って、はなの!?」
絶対絶対、声の方が早く届くのに。
君を見るとどうしたって体が先に動くんだ。
「ほんと生意気だよな後輩のくせに!!」
「はあ!? タマキ先輩こそもう少し先輩らしくしたらどうなんですか」
「かわいくねえ!!」
そんな会話が聞こえてきて、もう少しその先を聞きたいって一瞬だけ思うけど止まらない。
「別にかわいいなんて思ってほしく」
あ、やっと私に気付いてくれた。
えへへ、環くんと話すのそんなに楽しいんだ?
「な……」
相変わらず、手を広げてくれるところ大好きだよ。
「雪杜くんっ!!」
私は迷わず雪杜くんの腕の中に飛び込んだ。
少しよろけるけど、きちんと受け止めてくれるところも大好き。
大好き!!
彼を超えたずっと向こうに、待ち焦がれていた人の姿がちらっと見えて。
「!!」
「あ、やっと来た。おっそいよ二人とも……って、はなの!?」
絶対絶対、声の方が早く届くのに。
君を見るとどうしたって体が先に動くんだ。
「ほんと生意気だよな後輩のくせに!!」
「はあ!? タマキ先輩こそもう少し先輩らしくしたらどうなんですか」
「かわいくねえ!!」
そんな会話が聞こえてきて、もう少しその先を聞きたいって一瞬だけ思うけど止まらない。
「別にかわいいなんて思ってほしく」
あ、やっと私に気付いてくれた。
えへへ、環くんと話すのそんなに楽しいんだ?
「な……」
相変わらず、手を広げてくれるところ大好きだよ。
「雪杜くんっ!!」
私は迷わず雪杜くんの腕の中に飛び込んだ。
少しよろけるけど、きちんと受け止めてくれるところも大好き。
大好き!!



