***
足を進めれば進めるほど
環くんの作品たちがいろんな表情で私たちを迎え入れてくれた。
絵やオブジェだけでなく
陶器やガラスの作品まで出てくる。
今までも環くんの展示会に来たことはあるけど、
絵以外の作品が並んでいるのは初めて。
「……環くんの頭の中って、どうなってるんだろう」
「俺もそう思う。尊敬はしてたけど、ほんとに天才」
「……」
「……なに?」
「雪杜くんって、本当に環くんになついてるよね」
「な、っ」
かあっと顔を赤らめる雪杜くん。
ああ何度見てもかわいい。
今度写真撮らせてもらお……。
「花壱先輩といい、人を犬みたいに言うのやめて」
「……」
「無言で頭撫でないでくれる」
ちょっと不機嫌そうな声だけど、そこまで嫌じゃなさそうだから余計かわいいし
もっといじわるしたくなっちゃうんだよね。
えへへ、付き合ってからもいろんな雪杜くんと出会えて楽しいな。
「花暖先輩」
「え?」
足を進めれば進めるほど
環くんの作品たちがいろんな表情で私たちを迎え入れてくれた。
絵やオブジェだけでなく
陶器やガラスの作品まで出てくる。
今までも環くんの展示会に来たことはあるけど、
絵以外の作品が並んでいるのは初めて。
「……環くんの頭の中って、どうなってるんだろう」
「俺もそう思う。尊敬はしてたけど、ほんとに天才」
「……」
「……なに?」
「雪杜くんって、本当に環くんになついてるよね」
「な、っ」
かあっと顔を赤らめる雪杜くん。
ああ何度見てもかわいい。
今度写真撮らせてもらお……。
「花壱先輩といい、人を犬みたいに言うのやめて」
「……」
「無言で頭撫でないでくれる」
ちょっと不機嫌そうな声だけど、そこまで嫌じゃなさそうだから余計かわいいし
もっといじわるしたくなっちゃうんだよね。
えへへ、付き合ってからもいろんな雪杜くんと出会えて楽しいな。
「花暖先輩」
「え?」



