「だって、よく知りもしないで告白してくるし、やたらと子供扱いしてくるし」
「好きなんだもん、とめられなかったんだもん」
先輩の眉間にしわが寄る。
それすらかわいいと思うんだから、好きを自覚するってすごい。
「雪杜くんだって、好きな人いるって……」
「うん、言ったよ?」
「だ、だってあれって……」
「……花暖先輩のことだけど」
「じゃ、じゃあ……」
先輩の中の腑に落ちない部分を一つ一つ解消していく。
答え合わせをするみたいに。
「す、好きな人いるのに、女の子たちにはいないって否定したでしょ……?」
「ああ、うん」
俺に好きな人がいるのかと、女子から問い詰められていた時の話でしょ。
……まさか、君が盗み聞きしてたとは思わなかったけど。
「あれも、なんでか気になる」
「噂っていう中途半端な形で、花暖先輩に伝わって欲しくなかった。自分で伝えるべきでしょ、そういうのって」
色々と誤解させてしまっていたみたいだ。
俺の言葉を聞いてどんどん顔を赤くして
喜んでるのか照れてるのか分からない表情をする。
そう。
そうやって、少しずつ実感してよ。
「好きなんだもん、とめられなかったんだもん」
先輩の眉間にしわが寄る。
それすらかわいいと思うんだから、好きを自覚するってすごい。
「雪杜くんだって、好きな人いるって……」
「うん、言ったよ?」
「だ、だってあれって……」
「……花暖先輩のことだけど」
「じゃ、じゃあ……」
先輩の中の腑に落ちない部分を一つ一つ解消していく。
答え合わせをするみたいに。
「す、好きな人いるのに、女の子たちにはいないって否定したでしょ……?」
「ああ、うん」
俺に好きな人がいるのかと、女子から問い詰められていた時の話でしょ。
……まさか、君が盗み聞きしてたとは思わなかったけど。
「あれも、なんでか気になる」
「噂っていう中途半端な形で、花暖先輩に伝わって欲しくなかった。自分で伝えるべきでしょ、そういうのって」
色々と誤解させてしまっていたみたいだ。
俺の言葉を聞いてどんどん顔を赤くして
喜んでるのか照れてるのか分からない表情をする。
そう。
そうやって、少しずつ実感してよ。



