雪杜くんと同じように、上を見上げる。
「……わ、あ……!!」
高い高い空に、無数の星。
キラキラと光る満天の星。
夜も遅いので、家の明かりも全くない。
真っ暗で静かな空間に広がる星空。
「きれい……」
どこに視線をうつしても、どこまでも広がっている星空につい声をあげる。
「ここ、俺のお気に入りの場所」
「雪杜くんの?」
うん、と頷いて
雪杜くんは微笑んでまた空を見上げた。
紺色の瞳に星が映って、いつもよりうんと綺麗で、見惚れちゃう。
「俺にとって特別な場所だよ。花暖先輩に、知って欲しくて」
「雪杜くん……」
私を抱きしめる腕が弱まって、もう一度ぎゅっと引き寄せられる。
……あったかい。
「小さい頃からよく、ここに来てた。冬は特に、星が綺麗だから」
静かな空間に、小さな雪杜くんの声が優しく広がる。
「……わ、あ……!!」
高い高い空に、無数の星。
キラキラと光る満天の星。
夜も遅いので、家の明かりも全くない。
真っ暗で静かな空間に広がる星空。
「きれい……」
どこに視線をうつしても、どこまでも広がっている星空につい声をあげる。
「ここ、俺のお気に入りの場所」
「雪杜くんの?」
うん、と頷いて
雪杜くんは微笑んでまた空を見上げた。
紺色の瞳に星が映って、いつもよりうんと綺麗で、見惚れちゃう。
「俺にとって特別な場所だよ。花暖先輩に、知って欲しくて」
「雪杜くん……」
私を抱きしめる腕が弱まって、もう一度ぎゅっと引き寄せられる。
……あったかい。
「小さい頃からよく、ここに来てた。冬は特に、星が綺麗だから」
静かな空間に、小さな雪杜くんの声が優しく広がる。



