***
「……」
「……」
やっと、雪杜くんの家に着いた。
私たちの家は歩いて15分くらいの距離で、こんなに時間がかかるなんて正直ありえない。
朝家を出てきたのに、気付けばお昼を過ぎている。
これは……さすがに……
「ゆ、雪杜くん、ごめんね……?」
せっかく朝から一緒にいられるのに。
ふたりっきりの貴重な1日なのに。
「わっ」
雪杜くんの手が、頭にぽんと乗っけられる。
「おつかれ、先輩」
「っ!!」
ニッと笑った雪杜くん。
胸がきゅんきゅんとうるさい。
雪杜くんがこうさせた。
「あ、改めて、今日はよろしくお願いします!!」
勉強だって、頑張っちゃう!!
もっと「おつかれ」って言って欲しい!!
「頑張ったね」って褒めて欲しい!!
「ご褒美だよ」ってぎゅっと抱きしめてキスして欲しい!!
って、キスは違うでしょ!!
もう!! お母さんが変なこと言うから!!
「……」
「……」
やっと、雪杜くんの家に着いた。
私たちの家は歩いて15分くらいの距離で、こんなに時間がかかるなんて正直ありえない。
朝家を出てきたのに、気付けばお昼を過ぎている。
これは……さすがに……
「ゆ、雪杜くん、ごめんね……?」
せっかく朝から一緒にいられるのに。
ふたりっきりの貴重な1日なのに。
「わっ」
雪杜くんの手が、頭にぽんと乗っけられる。
「おつかれ、先輩」
「っ!!」
ニッと笑った雪杜くん。
胸がきゅんきゅんとうるさい。
雪杜くんがこうさせた。
「あ、改めて、今日はよろしくお願いします!!」
勉強だって、頑張っちゃう!!
もっと「おつかれ」って言って欲しい!!
「頑張ったね」って褒めて欲しい!!
「ご褒美だよ」ってぎゅっと抱きしめてキスして欲しい!!
って、キスは違うでしょ!!
もう!! お母さんが変なこと言うから!!



