「じゃ、行こっか」
「うん!!」
改めて、雪杜くんの家に行こうと歩き出したとき。
「あっ」
「今度はなに?」
「ちょっと待っててね!!」
私はスマホを見ながらきょろきょろ辺りを見渡してるおじさんを見つけて、駆け寄る。
「あの、どこかに行くんですか? 私でよければ道教えますよ!!」
「ああ、助かるよ、実は……」
よかった、そこなら上手く説明できそう。
「そこわかりにくいですよね。まずは向こうの横断歩道を渡って……」
「助かったよ、ありがとうお嬢さん」
「お気をつけて~!!」
横断歩道を渡っていくおじさんに手を振って、隣の雪杜くんを見る。
待っててって言っても、絶対隣に来てくれる。
えへへ、嬉しいな。
「……先輩って、常にそんなアンテナ張ってるの」
「ううん、そういうわけじゃないんだけど……あ!!」
また、困ってる人を発見。
で、でもこんなことしてたらキリがないかな。
いつまで経っても雪杜くんの家に行けないし、
何より雪杜くんが不機嫌になっちゃう、よね……?
「うん!!」
改めて、雪杜くんの家に行こうと歩き出したとき。
「あっ」
「今度はなに?」
「ちょっと待っててね!!」
私はスマホを見ながらきょろきょろ辺りを見渡してるおじさんを見つけて、駆け寄る。
「あの、どこかに行くんですか? 私でよければ道教えますよ!!」
「ああ、助かるよ、実は……」
よかった、そこなら上手く説明できそう。
「そこわかりにくいですよね。まずは向こうの横断歩道を渡って……」
「助かったよ、ありがとうお嬢さん」
「お気をつけて~!!」
横断歩道を渡っていくおじさんに手を振って、隣の雪杜くんを見る。
待っててって言っても、絶対隣に来てくれる。
えへへ、嬉しいな。
「……先輩って、常にそんなアンテナ張ってるの」
「ううん、そういうわけじゃないんだけど……あ!!」
また、困ってる人を発見。
で、でもこんなことしてたらキリがないかな。
いつまで経っても雪杜くんの家に行けないし、
何より雪杜くんが不機嫌になっちゃう、よね……?



