重いと思われたくなくて
せっかくこんなに近づけたのに、嫌われたくなくて
一歩手前で怖じ気づいて笑うことしかできない。
「……こ、今度の模試が、心配で、えへへ」
「……」
「私成績が中の上なんだけど、やっぱりもう少し上? 目指したいな? みたいな?」
「え、下の上じゃなくて?」
「どうして知ってるの!?」
衝撃のあまりぬいぐるみを落としそうになる。
「タマキ先輩が言ってた」
「環くん!!!!!!」
雪杜くんと仲良くなることも
一緒に遊園地に行くことも許してあげるけど
私が必死に隠してきた本当の成績を雪杜くんに言うのだけはやめてっ!!!!
「そんなに模試が心配なら、来週も勉強会、する?」
「え、いいの!?」
今度こそ素直に雪杜くんにたくさん質問しちゃお。
萌ちゃんや乃奈香ちゃんに負けないくらい、たくさん教えてもらうんだ!!
「……その、2人、で」
「!?!?」
小日向 花暖。
17歳の誕生日に、好きな人に部屋デートに誘われちゃいました。
せっかくこんなに近づけたのに、嫌われたくなくて
一歩手前で怖じ気づいて笑うことしかできない。
「……こ、今度の模試が、心配で、えへへ」
「……」
「私成績が中の上なんだけど、やっぱりもう少し上? 目指したいな? みたいな?」
「え、下の上じゃなくて?」
「どうして知ってるの!?」
衝撃のあまりぬいぐるみを落としそうになる。
「タマキ先輩が言ってた」
「環くん!!!!!!」
雪杜くんと仲良くなることも
一緒に遊園地に行くことも許してあげるけど
私が必死に隠してきた本当の成績を雪杜くんに言うのだけはやめてっ!!!!
「そんなに模試が心配なら、来週も勉強会、する?」
「え、いいの!?」
今度こそ素直に雪杜くんにたくさん質問しちゃお。
萌ちゃんや乃奈香ちゃんに負けないくらい、たくさん教えてもらうんだ!!
「……その、2人、で」
「!?!?」
小日向 花暖。
17歳の誕生日に、好きな人に部屋デートに誘われちゃいました。



