「だって、雪杜くんが最近環くんと仲良いから……」
「それが何か気に障った?」
「……」
しゅんとしたってダメだってば。
そんな、可愛い顔したって。
ああ、もういい。
もう大人になんてなれなくたっていい。
「雪杜くんが、悪いんだもん」
「……?」
「雪杜くん、いつも環くんの話する。私の知らないところで2人が仲良くなってるのがすごく羨ましいの。……萌ちゃんや乃奈香ちゃんに優しくしてるのも、羨ましすぎてどうにかなりそうだったの」
ぎゅううっと、ぬいぐるみを抱きしめる手に力が入る。
ごめんね苦しいね。
でも私もすごく苦しいの。
「……先輩が勉強、頑張ってたのって」
「……っ、環くんみたいに頭が良くなれば、」
女の子として、意識してもらえるって思って。
私の子と、好きになってもらえると思って。
「……」
「好き」とは言えるけど「好きになって」とは言えない。
さすがにワガママすぎる、し。
こんなの、雪杜くんが私を意識しなくて当たり前だ。
「それが何か気に障った?」
「……」
しゅんとしたってダメだってば。
そんな、可愛い顔したって。
ああ、もういい。
もう大人になんてなれなくたっていい。
「雪杜くんが、悪いんだもん」
「……?」
「雪杜くん、いつも環くんの話する。私の知らないところで2人が仲良くなってるのがすごく羨ましいの。……萌ちゃんや乃奈香ちゃんに優しくしてるのも、羨ましすぎてどうにかなりそうだったの」
ぎゅううっと、ぬいぐるみを抱きしめる手に力が入る。
ごめんね苦しいね。
でも私もすごく苦しいの。
「……先輩が勉強、頑張ってたのって」
「……っ、環くんみたいに頭が良くなれば、」
女の子として、意識してもらえるって思って。
私の子と、好きになってもらえると思って。
「……」
「好き」とは言えるけど「好きになって」とは言えない。
さすがにワガママすぎる、し。
こんなの、雪杜くんが私を意識しなくて当たり前だ。



