***
「……と、言うことなの!!」
「いいよ」
「そ、そうだよね、やっぱりいきなりこんな事言われても……」
「人の話、聞いてた?」
「えっ!?!?」
「すごい時間差」
帰り道。
いつもみたいに並んで歩いていた時、思い切って聞いてみた。
そしたらあっさり「いいよ」って。
「ご、ごめん!! でも、断られちゃうかと思ってたからびっくりして……」
「『みんな』ってことはタマキ先輩もいるんでしょ。あの人がいるなら俺にもメリットあるし」
「……」
やっぱり……仲良くなってる……!?!?
「で、場所は?」
「あ」
「まさか、考えてなかった?」
「うん……」
なにそれ、って微笑む雪杜くん。
ちょっと馬鹿にしたような意地悪な顔。
うう。
こんな雪杜くん、誰にも知られたくないよう。
「……と、言うことなの!!」
「いいよ」
「そ、そうだよね、やっぱりいきなりこんな事言われても……」
「人の話、聞いてた?」
「えっ!?!?」
「すごい時間差」
帰り道。
いつもみたいに並んで歩いていた時、思い切って聞いてみた。
そしたらあっさり「いいよ」って。
「ご、ごめん!! でも、断られちゃうかと思ってたからびっくりして……」
「『みんな』ってことはタマキ先輩もいるんでしょ。あの人がいるなら俺にもメリットあるし」
「……」
やっぱり……仲良くなってる……!?!?
「で、場所は?」
「あ」
「まさか、考えてなかった?」
「うん……」
なにそれ、って微笑む雪杜くん。
ちょっと馬鹿にしたような意地悪な顔。
うう。
こんな雪杜くん、誰にも知られたくないよう。



