年上幼なじみはうさぎちゃんを溺愛したい。

〈side葵〉

 みこっちゃんと1ヶ月、過ごしてほしいという話を受けたとき、僕は二つ返事でOKした。


 みこっちゃんは、控えめに言ってもかわいい。

 身長が低いのもかわいいし、みこっちゃんのお母さん、(ゆい)さん譲りのくせ毛もかわいい。

 特に困ったときの顔。その顔を見たときは、僕の理性が崩れそうになる。

 
 さっき、コーヒーの場所を教えてほしいと頼まれたけどなんでだろう。

 ここは、みこっちゃんの家なのに。

 まあ、知っていたから教えてあげたけど、まさか、あんなことになるとは誰も思わなかったであろう。

 ぴょんぴょん飛び跳ねている、みこっちゃんを見て、かわいいなと思ってしまったのがよくなかった。

 気づいたときには、もうコーヒーの入れ物が迫っていて、気づいたときには、押し倒していた。

 あのときの、みこっちゃんの顔は忘れられない。困っているような、恥ずかしがっているようなあの顔。一瞬動揺してしまったけれど、