年上幼なじみはうさぎちゃんを溺愛したい。

 もう一度ジャンプすると箱が少し前に出てきて・・・・・・

 私に向かって落ちてくる・・・・・・!

 ぶつかると思って、顔を下に背けると、誰かに両肩を押され、押し倒された。

 その誰かというのは、2人しかいないのだから、必然的に葵くんになるわけで・・・・・・。

 顔を上げると、すぐそばに葵くん。

 びっくり!

 こう改めて見てみると、葵くんの顔って整っていて、ぱっちり二重。

 ってそんなこと考えてる場合じゃない!

 「葵くんっ、ほんとにごめ「大丈夫?ていうか」

 ごめん、と言おうとしたら、葵くんの言葉によって遮られてしまった。

 「届かないならそう言いなよ。僕がいなかったらどうするつもり?」

 こ、これは怒ってる?

 あの、怒らない葵くんが?

 おそるおそる、葵くんを覗き込んでみると

 「ごめん!言いすぎた!」

 「あ、別に謝ってほしいわけじゃないんだけどね!もしかして怒ってるのかなと思って・・・・・・」

 だんだん覇気(はき)がなくなっていってしまった。やっぱり怒ってるのかなと思ってしまって。

 好きな人を疑うのはよくないよね。

 どこに視線を向ければいいのか分からなくて、きょろきょろしていたら、泣いているのかと思われたらしく、

 「本当にごめん!みこっちゃんが大丈夫か不安で焦った。」

 そう、言われてしまった。

 いつも冷静な葵くんも焦ることあるんだなと思った。