私は瀬田さんを見た。
「自信ないやつが評価されて、自信あるやつは評価されないのすごいわかる」
瀬田さんはまた、眉を下げた優しい笑顔をした。
「俺イラスト研究会ってサークル入ってるんだけど、この前鑑賞会っていうか、澪ちゃんが言ってた部内フォトコン?みたいなやつがあったんだけどね。みんなに10点満点で採点されんの。俺めっちゃ自信あるイラスト出したんだけど点数めっちゃ低かったの」
自分も、いつかの部内フォトコンでそんなことがあったなと思い出した。
「でも何人か10点とか9点入れてくれてる人いたんだよね。ほとんどが3点とか4点とかだったけど」
瀬田さんはその時のイラストをスマホで見せてくれた。
不思議な絵だった。海に足を浸ける女の子がいて、その水面に反射してうつった姿が男の子になっている。どういう意図で描いたのかはわからなかったけれど、綺麗だと思った。
「写真とか絵とかに限らず、芸術って人の感性じゃないかなって思う。俺のこのイラストも、何人かの人は好きって思ってくれたのかもしれないけど、ほとんどの人はなにこれどういう絵?って好きじゃないって思ったんだと思う」
驚くほど真剣に話を聞いていた。芸術は人の感性、その通りだと思った。
「写真で例えると…なんだろ…」
瀬田さんは少し下を向いてじっと考えた。
「…わざとピントを外した写真を部内フォトコンで出したことがあるんですけどすごい点数低かったです。でも1人だけすごく高い点数つけてくれた人がいました」
ほとんどの人には、ただのぼけぼけな写真と思われたのだと思う。でも、1人の人には意図が伝わったのだろう。
「それだね、まさにそれ。人には好みがあるからねー、難しいよね」
瀬田さんが続けて話をする。
「でも、自分の好きな写真を撮って自分の好きな写真を出す方が楽しくない?」
「自信ないやつが評価されて、自信あるやつは評価されないのすごいわかる」
瀬田さんはまた、眉を下げた優しい笑顔をした。
「俺イラスト研究会ってサークル入ってるんだけど、この前鑑賞会っていうか、澪ちゃんが言ってた部内フォトコン?みたいなやつがあったんだけどね。みんなに10点満点で採点されんの。俺めっちゃ自信あるイラスト出したんだけど点数めっちゃ低かったの」
自分も、いつかの部内フォトコンでそんなことがあったなと思い出した。
「でも何人か10点とか9点入れてくれてる人いたんだよね。ほとんどが3点とか4点とかだったけど」
瀬田さんはその時のイラストをスマホで見せてくれた。
不思議な絵だった。海に足を浸ける女の子がいて、その水面に反射してうつった姿が男の子になっている。どういう意図で描いたのかはわからなかったけれど、綺麗だと思った。
「写真とか絵とかに限らず、芸術って人の感性じゃないかなって思う。俺のこのイラストも、何人かの人は好きって思ってくれたのかもしれないけど、ほとんどの人はなにこれどういう絵?って好きじゃないって思ったんだと思う」
驚くほど真剣に話を聞いていた。芸術は人の感性、その通りだと思った。
「写真で例えると…なんだろ…」
瀬田さんは少し下を向いてじっと考えた。
「…わざとピントを外した写真を部内フォトコンで出したことがあるんですけどすごい点数低かったです。でも1人だけすごく高い点数つけてくれた人がいました」
ほとんどの人には、ただのぼけぼけな写真と思われたのだと思う。でも、1人の人には意図が伝わったのだろう。
「それだね、まさにそれ。人には好みがあるからねー、難しいよね」
瀬田さんが続けて話をする。
「でも、自分の好きな写真を撮って自分の好きな写真を出す方が楽しくない?」
