【完】悪魔と天使


 「どうやって?」

  ひとつ、息を置いて答える。

 「私が天使界と悪魔界を統べる
  長になります。
  堕天使の血では悪魔界を
  統一させることはできませんか。」

  大魔王様が口を開く。
  
 「そうだな、無理だ。」

  悔しくて唇を強く噛む。

 「と言ったらおまえはどうする?」

  まだ言葉を続ける。

 「私もそろそろ代替わりなのは
  変わりない。
  どうせあまに渡す席だったんだ。
  おまえに渡しても差異はないだろう。」

 「いいん、ですか…?」

 「よかろう。」

  ようやく、ようやく
  あまとの約束が果たせる!
  と喜んだのも束の間、

 「しかし、」