【完】悪魔と天使


 「あま!」

 「てらす!なんで。」

  あまは驚いている。

 「だって、あまの様子、
  おかしかったから。あの時入ったの
  あまじゃないかって、心配で。」

 「……ありがとう、てらす。」

  あまはゆっくりと語りだす。

 「おいら、てらすに黙ってたことが
  ある。」

 うん、気づいてたよ。