俺はただただ嘘だと思いたくて そこから逃げた。 しばらくすると 雨が激しく降ってきた。 まるで俺の涙のように 土砂降りの大雨が。 それから母さんが嫌いになった。 そして雨も嫌いになった。 歩きながら空を睨みつけると、 黄色と紫の何か俺に向かって 落ちてくる。 「え⁉︎」 俺にぶつかる手前で止まった‘それ’は 俺に言う。