何を言っているのかわからず、
  ポカーンとしていると、

 「なんでもないわ。今仲間を
  探しているの。」

  と微笑む。

 「わたしみたいな紫色の見なかった?」

  と聞かれたが、見ていない。

  首を振ると、そう。と残念そうに
  言った。

  そして思い立ったように

 「わたしはてらす。魔法使いなの。
  親切なあなたの願いを1つだけ
  叶えてあげる。」