「大丈夫、解決済み。……社長は、全て知ってた。ていうか全て社長の脚本だった。俺も今朝、知って驚いた。実は、社長が結子さんから結に代役持ちかけるように頼んだそうだよ。俺との結婚断ったのは彼女だけど、婚約破棄を認める代わりに結に交渉するよう社長が頼んだそう。支払いの件を普通に攻めても埒が明かないと悟った社長は、担当医に身売りまで決意寸前の結を救う為、彼女に全てを打ち明け協力するよう頼んだそうだ。何としても君達母娘を助ける根回し中に担当医の君へのプロポーズも知ったそう。結子さんは、根っからの温室育ちでイタリアで好き放題できるのも社長の力と理解してる。縁を切る気なんて全くない。社長は、花嫁のフリだけで全額負担としたそうだが、恐らく彼女が結達のことを知り、怒り狂った腹いせに勝手に入籍話を加えたらしい。……君の名は、社長が名付けたそうだよ。結のお母さんが妊娠を内緒にしてたと知った社長は、認知と養育費を申し出たが頑なに拒まれたそうだ。ただ唯一名付け親になってほしいと頼まれ"結"と命名した。わざと娘と同じ漢字で。結子さんの名を目にする度に呼ぶ度に聞く度に結を思い出し想う為に……。社長は、結の名義で何冊も通帳作ったり、こっそり入学式や卒業式にも行ってたそうだ。会いに行かなかったんじゃない、お母さんとの約束で会いに行けなかったんだ。お母さんは、社長を愛してたから社長の全てを守りたかったんだよ。さっき病院に行って結婚報告して来たらお母さんも凄く喜んでくれた。オンライン配信する手配したからお母さんにも観てもらえる。……これからは、社長をお父さんって呼んでやれ。社長は、ずっとずっと結を愛し見守って来たんだよ。……ハハッ、メイクやり直し。……熱烈キスしてたのもバレバレだな。そろそろ夜までお預けにしないと俺の身がもたないし」
凌駕さんは、衝撃の事実をまだのみ込めず、半信半疑で言葉も出ない私の耳元に指を通し、言葉と裏腹に熱く甘く悩ましいキスの雨を降らし続け、最後にもう一度惜しむようにゆっくりと唇を重ね合わせ魅惑的な笑みで微笑んだ。
「……今すぐ上に連れ込みたい。……さっき下の店で最高に俺好みのセクシーランジェリー見つけたんだ。……実に楽しみだね」
凌駕さんは、衝撃の事実をまだのみ込めず、半信半疑で言葉も出ない私の耳元に指を通し、言葉と裏腹に熱く甘く悩ましいキスの雨を降らし続け、最後にもう一度惜しむようにゆっくりと唇を重ね合わせ魅惑的な笑みで微笑んだ。
「……今すぐ上に連れ込みたい。……さっき下の店で最高に俺好みのセクシーランジェリー見つけたんだ。……実に楽しみだね」


