★.:* ◌𓐍𓈒 LAST シンデレラ 𓈒𓐍◌ *:.★~挙式前夜に運命の出逢い~

「わかりました。最善を尽くしますが新郎の方は?」

「到着したら説明する。本当に申し訳ない。……御詫びと言っちゃなんだが、お母さんの」

「結構です。母の件は、何度も言うように私がなんとかします」

 話を遮り冷たい口調で言い放つと更に気まずい空気が流れた。

「……結が、出席してくれて本当に良かった」

「……いえ」

「……ありがとう。座って待っててくれ」

 私は、父が微笑み壁の時計を見て部屋を後にすると、一気に緊張が解け溜息が出た。

 ……あの人でもあんな柔らかな表情するんだ。初めて素であろう姿がやけに新鮮……。

口元緩ませ壁際の白いソファーに座ると、白い猫脚のテーブルにブルーの花が描かれた席次表が置かれていた。

 何気に開くと新郎の名が目に飛び込み驚く!

 大和凌駕!? えっ!? ……まさか凌駕さん? ……大和って名字だったの? ……でもまさか……だって写真と違う……と言っても見たのは一回限りで斜めからの小さな写真。

 確かメガネしてなかったはずと必死に思い出す。記憶は、曖昧であるが年齢的には同じ。

 ……まさか、そんな都合良すぎ。でもよくよく思い出すと意味深な顔、言葉……まさか夜中に気付いてた?