「はいはい、お姫様。その前に少しは食べなさい。酔っ払い相手は得意じゃない」
諦めたように笑い、ルジェストストロベリー・コラーダというカクテルを頼んでくれた。
カリブ海生まれのカクテルで、ココナッツの味わいとパイナップル&チェリーのデコレーションが、南国気分にさせてくれるそう。
数分後、ピンクで可愛いカクテルに満面の笑みになる。
「可愛い~! お酒詳しいんですね」
「好きだからね。学生時代バイトしてたし。今も家にシェイカーある」
バーテンダー瀧君……素敵! きっと女子は、お酒以上に彼に酔いしれるんじゃない?
からかうと余裕の表情でニヤッとしてみせた。
「否定はしない」
「……で、お持ち帰りし放題ですか?」
「ご想像にお任せします」
……絶対してる。セフレで十分って言ってたし。
ジロり見上げると余裕の笑みで両腕を背もたれに伸ばした。
……私は、絶対セフレなんて無理。大人の関係なんて割り切れない。それなのに明日の晩に知らない人と……? はぁ……やっとふわふわ気持ち良くなってきたのに……。
「瀧君のスケベ!」
私は、最悪の気分を払拭したくてピンクカクテルを一気に飲み干した。
諦めたように笑い、ルジェストストロベリー・コラーダというカクテルを頼んでくれた。
カリブ海生まれのカクテルで、ココナッツの味わいとパイナップル&チェリーのデコレーションが、南国気分にさせてくれるそう。
数分後、ピンクで可愛いカクテルに満面の笑みになる。
「可愛い~! お酒詳しいんですね」
「好きだからね。学生時代バイトしてたし。今も家にシェイカーある」
バーテンダー瀧君……素敵! きっと女子は、お酒以上に彼に酔いしれるんじゃない?
からかうと余裕の表情でニヤッとしてみせた。
「否定はしない」
「……で、お持ち帰りし放題ですか?」
「ご想像にお任せします」
……絶対してる。セフレで十分って言ってたし。
ジロり見上げると余裕の笑みで両腕を背もたれに伸ばした。
……私は、絶対セフレなんて無理。大人の関係なんて割り切れない。それなのに明日の晩に知らない人と……? はぁ……やっとふわふわ気持ち良くなってきたのに……。
「瀧君のスケベ!」
私は、最悪の気分を払拭したくてピンクカクテルを一気に飲み干した。


