美沙希の腕を引っ張りながら屋上に行く
「職員室行くのかと思ってたら、何故に屋上?」
「職員室なんか行くはずないでしょ。説教なんてまっぴら。でも、あのまま教室に居たら鈴香が私達みたいな扱い受けるでしょ?初日から可哀想じゃん」
「なるほどね」って納得して頷いて、私の前に回り込んだ
「ねぇ、乃愛。このままバックレようよ」
「ダメだよ。私、1学期に休みまくって単位がヤバいんだって。だから教室、戻るよ」
授業開始のチャイムが鳴り響き、駄々をこねる美沙希を連れて教室へと戻る
授業は既に始まっていたけど構わず席に座り、教科書を出すと、隣で真面目に授業を受けてる鈴香が話しかけてきた
「乃愛ちゃん、教科書 見せてくれるかな?まだ教科書を貰えてなくて…」
「いいよ。机、こっち持ってきなよ」
ガタガタと机を移動させて教科書を真ん中に置きノートを広げて黒板の文字を書き写す
結局その日は、教科書を持っていない鈴香に教科書を見せる為 最後まで机をつけたままだった
帰る頃には、だいぶ打ち解けて仲良くなっていた



